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2018/06/28
2018/06/28

カンヌライオンズ2018レポート―知っているようで知らない?カンヌってこんなところだった編

 

こんにちは。D2Cスマイル編集部の中田せらです。

 

2018年6月18日から22日まで開催されたカンヌライオンズ2018(CANNES LIONS 2018 INTERNATIONAL FESTIVAL OF CREATIVITY、以下カンヌライオンズ)に参加してきました。

 

メイン会場のパレ・デ・フェスティバル

 

ご存知の通りカンヌライオンズは広告業界で働く方なら誰もが一度は聞いたことがあるであろう、世界最大の広告クリエイティブの祭典です。
公式サイト(https://www.canneslions.com/

 

各メディアさんのレポート記事や受賞作品のレビュー、参加した皆さんが投稿するSNSの情報で知ったような気になっているものの、カンヌでは何が行われ、どんな人が集まり、何をしているのか―ということまでわかっていないんじゃないか、と気がついた私。

 

そこで、今回はカンヌ初心者の私が現地入り!実際に見たこと、体験したことを中心にレポートをお送りしたいと思います。

 

<意外と知られていない!?ポイント>
1.意外と小さい街だったカンヌ。でも、イベントはビッグ!
2.5日間も何するの?と言ってられない見どころ満載!
3.授賞式は毎夜2時間も開催!そして、夜が長い!!

 

 

1.意外と小さい街だったカンヌ。でも、イベントはビッグ!

カンヌは南フランスの地中海に面する小さな街で、カンヌライオンズの他、カンヌ国際映画祭など有名なイベントがいくつも開催される高級リゾート地。最寄りの空港はニース・コート・ダジュール国際空港で、日本からの直行便はなく(2018年6月現在)、私は飛行機を乗り継ぎ約20時間かけてやってきました。日本では梅雨真っ只中な時期ですが、こちらは連日夏真っ盛り!帽子と日焼け止め、サングラスが欠かせません。日本より一足先に夏気分でテンションも上がります。

 

街自体はそれほど大きくなく、歩いてだいたいまわれてしまうほどの場所に旧市街や高級ホテル、ブティックやマリーナ、ビーチといった施設がコンパクトにまとまっているところでした。(映画祭があまりに有名なので、もっと大きな街だと思っていました。)

 

旧市街の丘の上から街全体を望む。中央に見えるのがメイン会場のパレ・デ・フェスティバル。その奥のビーチ沿いに高級ホテルやブティックが並ぶ。

 

今年からイベントの開催期間が8日間から5日間に変更になり、スリム化されたようですが、期間中は世界中から多くの人がカンヌに集結します。メイン会場である「パレ・デ・フェスティバル(Palais des Festivals)」を中心にイベント期間中は公式・非公式問わず大小さまざまなイベントが開催されていました。

 

メイン会場のパレ・デ・フェスティバルはⅠとⅡという2つの建物があり、アワードショーの会場でもある「Lumiere Theatre」と「Debussy Theatre」というメインシアターを擁する「PALAIS I」がカンヌライオンズのメイン会場となっており、「PALAIS Ⅱ」では「ライオンズヘルス」「ライオンズエンターテイメント」「ライオンズイノベーション」「スクールキャンプ」が開催されています。

ライオンズイノベーションやスクールキャンプが開催されるPALAIS Ⅱのエントランス。パノラマで撮影したので、少しゆがんでいます。

 

メイン会場の隣では、スポンサー企業のテントが並び、周辺のビーチやホテルも各スポンサーのイベントやパーティーが開催されていました。また、マリーナには有名企業の船上パーティーが行われるのであろうボートたちが停泊していたりと、日本ではなかなか味わえないまさに街全体を使った一大イベントといった感じです。

 

ビーチも会場の一部。

 

 

2.5日間も何するの?と言ってられない見どころ満載!

参加する前、私はある疑問をもっていました。それは、「5日間も何をしているのか?」ということ。しかし、その疑問は現地ですぐに解消されることになりました。なにせイベントが多い!

 

前述の通り街全体が会場となっており、連日朝から晩までイベントが盛りだくさん。公式ガイドブックに載っているステージの数だけで17会場もありました。
専用のアプリにスケジュールが載っているのですが、同時多発的にさまざまなイベントが開催されるのですべてをまわりきるのは不可能でした。(筆者は今年ADFESTにも参加しましたが、アドフェストはセミナー会場が一か所なのでセッションは全部聞けました。)

 

カンヌライオンズ公式アプリより。同時間帯にいくつもイベントが開催される。

 

セッションの内容も豪華で、登壇者も著名人やスポーツ選手、芸能人がたくさん登場します。私も、ナオミ・キャンベルや、デヴィット・シュワイマー(ドラマ『フレンズ』のロス役の人)、クィーン・ラティファなどの有名人を目の前で見ることができて興奮してしまいました。日本からは、LDHのHIROさんやVERBALさん、ファッションブランドのアンリアレイジのデザイナー 森永邦彦さんなどがセッションに登壇し日本のカルチャーを紹介していました。

 

全体的には、今回のカンヌライオンズでもホットワードとなっていた「ダイバーシティー&インクルージョン」関連や、「AIとクリエイティビティの関係性」「デジタルトランスフォーメーション」などのテクノロジーとクリエイティブの未来をテーマにしたセッションが多かったように思います。

 

中でもおもしろかったのが、「バーガーキング」と「KFC」のセッションでした。印象的なキャンペーンを連発する2社のプレゼンはとってもユニーク。「Hacker」と「Advertising」を掛け合わせて「Hackvertising」というキーワードで自社のキャンペーンを紹介したバーガーキングと、司会者がカーネルサンダースのコスプレをして登場したり、参加者にチキンをふるまって楽しませたKFCに共通するのは、それぞれ「DAVID Miami」「Wieden+Kennedy」というエージェンシーと強固な関係を築き上げ新しいことにどんどんチャレンジしている点でした。

 

ソーシャルメディアが発達し、情報があふれかえる現代社会で話題になるのは、並大抵のことではありません。2社の事例をみている中で、それを突破するためには、時にはリスクを冒してまでも人々の常識や期待を上回るキャンペーンをスピーディーに企画し、立ち上げ、実行することが成功の秘訣のように思いました。それを実行するためにはブランドとエージェンシーが一蓮托生で共に歩んでいく、そんな理想的な形をみることができました。

 

 

3.授賞式は毎夜2時間も開催!そして、夜が長い!!

連日行われるアワードの授賞式。

 

そして、夜はお待ちかねのアワードの授賞式です。会場の外にはレッドカーペットが敷かれ、取材陣が受賞者のインタビューをしたり、参加者が写真を撮ったりと華やかな雰囲気です。カンヌライオンズは26部門もあるので、なんと月曜日から金曜日まで毎晩2時間の授賞式があります!日本の格式ある厳かな授賞式のイメージと違い、派手な電飾と明るい音楽、そしてテンションの高い司会者のおじさん…まさにエンターテインメント!

 

部門によっては数千という膨大な応募数の中から選ばれるカンヌ・ライオンズ。世界に認められた上位数パーセントの作品を手がけた人たちだけが登ることができるのに、ふさわしい豪華なステージでした。

 

授賞式後のレッドカーペットの様子。この明るさで夜9時過ぎ…!

 

授賞式が終わった後も、カンヌの夜は終わりません。なにせ世界中から業界関係者が一同に会する貴重な機会。各企業のパーティーや関係者との会食などそれぞれみなさんが思い思いの方法で親睦を深めていらっしゃいました。私もいくつかのパーティーに参加させて頂きましたが、会社の垣根を越えてたくさんの新しい出会いがあったり、受賞作品やクリエイティブについて熱い議論を交わしたりととても刺激的な機会になりました。

 

後半では、カンヌライオンズの真骨頂であるアワードについてご紹介します。お楽しみに。

 

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