D2Cスマイル

SHARE

スマイルを共有する

Facebook
Twitter
google+
はてなブックマーク
このエントリーをはてなブックマークに追加
デジタルマーケティングの総合オピニオンサイト
HOME > スマートフォン広告出稿状況 2014年4月 ~SmartphoneAdsReport(ビデオリサーチインタラクティブ)より~
2014/05/20
2014/05/20

スマートフォン広告出稿状況 2014年4月 ~SmartphoneAdsReport(ビデオリサーチインタラクティブ)より~

 

top_0520

 
 

前回は2013年のスマートフォン広告の市場規模の推計についてご案内しました。

 

今回は、どのような広告主がどのような広告を活用しているのか、ビデオリサーチインタラクティブ社が提供する、スマートフォン広告のDBサービス「SmartphoneAdsReport」のデータから、スマートフォン広告の出稿状況を少しだけ深掘りしてみたいと思います。

 

こちらのデータは、「スマートフォン実機を使い、調査対象サイト/アプリを専用アプリが自動巡回し、予め指定された広告枠の広告素材を取得し、データベース化」したものです。

 

以下の2点、あらかじめご了承ください。

 

1.スマートフォン広告の中でも「ディスプレイ広告」のみを対象としていること。より多くの広告主が出稿しているであろう検索連動型広告等は含まれていません。

2.「調査対象サイト/アプリ」「指定された広告枠」と記載があるように、対象としている広告枠はすべてではない(およそ300メニュー程度)ので、スマートフォン広告出稿の全体をカバーしているものではないこと。

 

以上の様な制約はありますが、全体を推測するためのひとつのデータとして、見ていきたいと思います。

 
 

●2014年4月のスマートフォン広告出稿広告主数は1,742社、2,417銘柄。

「IT関連」の銘柄が3割弱を占めるが、「小売業・商社」「他のサービス」銘柄も1割以上を占める。

 

本データ上で捕捉された、直近2014年4月のスマートフォンディスプレイ広告の出稿広告主数は1,742社でした。ひとつの企業でも複数のアプリ、サービス、ブランドを展開していますが、それらは「銘柄」という概念で分類されています。「銘柄」レベルでは2,417もの広告主が1か月間で出稿しています。図表1は出稿があったすべての銘柄の業種構成比です(銘柄数ベースの構成比。出稿金額ベースの構成比ではありません)。

 

20140520-1

 

最も大きなシェアを占めるのは「IT関連」で27.4%。スマートフォン向けのゲーム系アプリ等はこちらに含まれます。次に大きいのが「小売業・商社」(14.6%)で、オンライン、オフライン問わず小売業が含まれています。3番手は「他のサービス」(12.2%)で、人材派遣サービスや結婚情報関連のサービスなどが含まれています。

 

IT関連が最も大きなシェアとなっているのは想定通りですが、それ以外の構成比は分散しており、スマートフォン広告が幅広い業種の広告主に活用されていることがわかります。

 
 

●スマートフォン広告出稿銘柄の9割はアドネットワークに出稿、純広告出稿は14%。

 

本データでは、出稿があった広告を「アドネットワーク」で配信されたものと「純広告」に分けて見ることができます。ちなみにこの「アドネットワーク」にはGDN(Adsense)、YDN(ヤフー)も含まれています。

アドネットワークに出稿した銘柄は2,256銘柄で、全出稿銘柄中93.3%。純広告に出稿があった銘柄は347銘柄で、同14,4%でした(図表2)。更に出稿状況の組合せで見たものが図表3です。

 

20140520-2

 

アドネットワークのみ出稿 85.6%、純広告とアドネットワークの両方に出稿 7.7%、純広告のみ出稿 6.7%となっています。

アドネットワークがスマートフォン広告出稿のすそ野を広げていることが推測されます。一方で純広告を活用する企業(銘柄)、アドネットワークと組み合わせる企業(銘柄)も一定数存在することがわかります。

 
 

●多くのアドネットワーク、純広告メニューに出稿している銘柄は?

 

4月のデータでは、トータルで28種類のアドネットワークへの出稿が確認できます。

そのうち最大で10のアドネットワークに出稿している銘柄がありました。

出稿アドネットワーク数で上位にあがってきた銘柄をリストアップしたものが図表4です。調査対象の広告枠に配信されたもののみのカウントですので、実際はさらに多いものも含まれているかと思います。また、アドネットワークに個別に出稿している銘柄、DSPで出稿している銘柄も含まれていそうです。

 

顔ぶれを見ると、アプリマーケットのランキング上位のゲーム系アプリが並んでいます。その他には、IT関連のサービス、中には化粧品カテゴリの銘柄も確認できます。

 

20140520-3

 

一方で、純広告はどうなっているのでしょうか。

 

図表5は、出稿した純広告の広告メニュー数の上位銘柄です。

 

20140520-4

 

この結果には自社広告の影響も含まれていそうですが、アドネットワークのところで見た銘柄とは顔ぶれが若干異なっています。ゲーム、IT関連の銘柄が多くみられますが、金融・保険・証券や、小売業・商社の銘柄も多くの広告メニューに出稿していることがわかります。

 

以上より、スマートフォン広告はゲーム系アプリ企業の活用が非常に活発ではありますが、それ以外の業種にもひろく浸透しつつあると捉えられます。また、純広告、アドネットワークの使い分けや複数アドネットワークの活用も進みつつあると言えるのではないでしょうか。

 

 

関連記事 RELATED ARTICLES
このライターが書いた記事