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2018/05/10
2018/05/10

AirPodsやAIスピーカーで進む“ながら聴き”で新たなタッチポイントとなる音声コンテンツ配信

 

AppleのAirPodsに代表されるヒアラブルデバイスの登場と、先日の記事でも特集したスマートスピーカーの普及などを背景に、ここにきて音声コンテンツ配信が注目を集めています。

 

 スマートスピーカー比較!「何ができる?」と呼びかけてみたら。
 http://www.d2c-smile.com/2018020910140

 

上記記事でもあるように、スマートスピーカーでよく使われるコンテンツといえばラジオのネット配信「radiko.jp」ですが、今回は、「パーソナルラジオ」と「オーディオブック」の2つのコンテンツ形式にスポットを当ててまとめてみました。

 

 

①パーソナルラジオ

ラジオ形式のボイスメディア「Voicy
https://voicy.jp/

 

 

2016年の9月にサービスを開始した「Voicy」は、企業コンテンツに加え、インフルエンサーによる番組が人気の音声コンテンツ配信。

 

毎日新聞やスポニチなど大手メディアによる声のニュースに加え、野村證券の株式市場情報や、アルクの外国語教材の配信など、企業コンテンツが提供されています。

 

さらに、ブロガーのはあちゅう氏やイケダハヤト氏、インスタグラマーの本島彩帆里氏などのインフルエンサーによる声のブログとも言えるチャンネルも数多く開設。
ランキングを見ると、そういったパーソナルなチャンネルが人気を博していることがわかります。

 

【Voicy週間ランキング】

 

個人のチャンネル開設は誰でも出来るわけではなく、審査(オーディション)を通過する必要があるなど、一定のクオリティ担保に留意されていることも特徴の一つですね。

 

 

誰でも番組を持つことができる「Radiotalk」
https://radiotalk.jp/

 

 

2017年8月にサービスを開始した「Radiotalk」は、アプリで音声を収録し、誰でも自分の音声番組を配信できる音声コンテンツ配信サービスです。

 

2017年8月のリリースから4月までの間に10,000件以上のトークが配信され、日記のような日々の気づき、映画・音楽レビュー、コント、悩み相談など内容は多岐にわたっています。

 

さらに、写真家文筆家・蒼井ブルー氏、保育士・てぃ先生氏、上野ラブホスタッフ氏、パフェ評論家・斧屋氏など、書籍やSNS上で話題の方々によるオフィシャル番組もスタートしました。

 

誰でもコンテンツが配信できるので、個人ブログのような感覚で気軽に始められるのが特徴です。

 

 

②オーディオブック

リニューアルしユーザー急増の「audiobook.jp」
https://audiobook.jp/

 

ビジネス書、小説、語学学習、落語などの朗読音声を提供する「オーディオブック」。
日本最大級のオーディオブック配信サービス「FeBe」は、2018年3月に全面リニューアルを行い、新サービス名「audiobook.jp」としてスタートしました。

 

▲左から、聴き放題画面(アプリ)、再生画面(アプリ)、ブックリスト(WEB)

 

2007年にサービスを開始しましたが、2017年には年間登録者数が前年比3倍となり登録者数が30万人を突破。需要の拡大が加速しています。

 

 

また、これまでの個別購入に加え、月額750円で全2万3千点のうち対象の1万点が聴き放題となるプランを導入。利用頻度や使い方にあわせて、より自由に利用できるようになりました。

 

オーディオブックジャンルでは、Amazon傘下の聴き放題サービス「Audible」も2015年から日本でのサービスを開始しており、今回「audiobook.jp」も聴き放題サービスを開始したことで、更なる市場の活性化が期待されます。

 
 

音声コンテンツの変遷―普及フェーズにおける活用ポイントは

この1年で急速な市場の広がりを見せる音声コンテンツ配信ですが、音声コンテンツ配信サービス自体は以前より存在しており、Podcast(ポッドキャスト)については10年以上も前から普及していました。

 

新たな音声コンテンツ配信が登場する背景には、音声コンテンツのニーズにどんな変化があったのでしょうか。

 

スマホ画面への接触時間が最大化したことに加え、この1年で冒頭に上げたような新たなデバイスによる再生環境が変化したことで、次の隙間である“ながら時間”の音声コンテンツの利用が進んでいるのではないか、と考えられます。

 

普及フェーズに入ると、次に気になってくるのは音声コンテンツ配信の“ボイスメディア”としてのマーケティング活用です。

 

先程の「Voicy」の人気ランキングでもわかるように、インフルエンサーによるトーク番組が人気を得ています。それらの番組スポンサーやタイアップなど、YouTuberやInstagramerのような展開をすることで、マスメディアでは接触しにくい層へのリーチや、インフルエンサーによる深いエンゲージメントにより理解促進が期待されます。

 

その一方で、当たり前のことですが、既存メディアにおけるアプローチ方法がそのまま当てはまるとは限りません。

 

どんなメディアにも共通して言えることですが、新たなメディアの特性とユーザーのインサイト、コミュニティのカルチャーを十分に知ることが重要です。そのためにも、いちユーザーとなって様々なコンテンツやユーザーに触れながらメディアの特性を把握し、既存のメディアとの違いを探りながら活用方法を模索することが、ボイスメディアを有効に活用するカギとなるでしょう。

 

 

まとめ

モバイル上での動画再生が普及したときですら、再生されにくいものとされていた“音声”。しかし、新たなデバイスの登場により、この“音声”がカギとなって、新たな生活や体験を切り拓いていく可能性を秘めています。

 

今後、音声であらゆる情報収集ができるようになると、スマホを取り出し画面を見る必要がなくなるかもしれません。さらに、運転中や歩行中など、画面をチェックしにくいシチュエーションに対して、コンタクトポイントが広がることも期待できます。必然的に音声入力による操作性や、音声認識の需要もますます高まるでしょう。

 

テレビやスマホなどの画面から離れざるを得ない場面でも、コンタクトポイントを持てること―それがヒアラブルによってもたらされた、音声コンテンツの“ながら聴き”であり、注目される理由と言えそうです。

 

ゲームに動画視聴、SNSのタイムラインチェックなど、目覚めてから眠るまでスマホ画面からの情報に触れている私たち。スマホを眺めるのにちょっと疲れたなーと感じたら、音声コンテンツを試してみるのもいいかもしれませんね。

 

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