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5Gの描く世界が見えたCES 2018
2018/02/06
2018/02/06

全ては5Gに帰結する!
5Gの描く世界が見えたCES 2018

2018年1月9日より4日間に渡ってラスベガスで開催された世界最大級の家電見本市、CES(Consumer Electronics Show)。
今年、様々なメディアでも取り上げられ注目を集めたのは「スマートホーム」「自動運転」だったように、今まで以上に“Consumer Electronics Show(家電見本市)”の範疇を超えた展示が特徴だったのではないでしょうか。

 

CESの恒例となった大型ディスプレイの展示で大盛況となるLGブースのゲート

 

未来を体感させる展示が話題となる一方で、それら最新技術を実現するには欠かせない技術があります。
「スマートホーム」も「自動運転」も、これら全てを実現するためには、第5世代移動通信システム「5G」が大きく関わっているのです。

 

本記事では、CES 2018でも話題となったキーノート「Mobile Innovation:How 5G will enable the future―モバイルイノベーション:5Gはいかに未来を実現するか―」で登壇したBaidu 最高執行責任者 Qi Lu氏、Qualcomm Cristiano R. Amon氏、Verizon 最高技術責任者 Hans Vestberg氏のコメントを交えながら、5Gとは何か、5Gが描く未来についてご紹介したいと思います。

 

 

 

5Gで通信の何が変わるのか

「5G」と聞くと、「3G」「4G」といった移動通信システムに対応したモバイル端末の発展と、通信速度の向上がまず思い浮かぶのではないでしょうか。
「5G」とは第5世代移動通信システム、つまり「4G」の次の進化ということになりますが、その発展は通信速度の向上に留まらない点が今までと大きく異なる点です。

 

移動通信が主に携帯端末を利用するユーザー向けに発達してきたのが4Gまでとするなら、5Gは「全ての端末のための通信技術」となることが大きな転換点です。

 

<各通信世代に代表される利用サービス>
 1G=通話
 2G=メール/ネット
 3G=スマホ/SNS
 4G=音楽/動画
 5G≠スマートホーム/自動運転
  =全ての端末のための通信技術

 

5Gの普及に向けて研究が進められているNTTドコモでは、5Gの特徴として

 

「高速化」
「大容量化」
「大量の端末への同時接続」
「低遅延化・高信頼性」
「低コスト化・省電力化」

 

を掲げています。

 

 

この中で5Gの大きなポイントとなるのは、通信が超高速化するだけではなく、「大容量化」「大量の端末への同時接続」「低遅延化・高信頼性」です。

 

これにより、様々な機器が同時接続するスマートホームや、わずかな通信の遅れが重大な事故につながる自動運転のように、大容量かつ複雑化するIoTやAIを遅延なく処理することができるのです。

 

Googleアシスタントにも対応した独自のAIプラットホーム「LG ThinQ」を展示するLGのブース。家電からAV機器など、さまざまな製品が連携できるだけでなく、室内のいたるところにスマートスピーカーやスマートディスプレー対応の機器を配置されているのが印象的

 

 

2018年に5Gを導入開始する米中が次世代の産業を牽引

移動端末の通信速度の向上に特化してきた2G→3G→4Gに比べ、「低遅延化」「多接続」によって身の回りのあらゆる端末がつながる5Gの世界では、つながる対象は端末に限定しません。ソーシャルネットワークもさらに進化し、ヒトだけでなくマシンもつながります。ヒトとマシンが今まで以上に密接となることによって、行動から細やかな嗜好など生活のあらゆる事象がネットによってつながっていくでしょう。

 

身の回りの全てがネットにつながった世界では、既存産業だけでなく新たな産業を飛躍的に変革させる可能性があるとされ、世界各国から期待を寄せられています。
CESでのパネルディスカッションで語られたことによると、VerizonのVestberg氏は、同社は2018年中に米国の一部地域で固定5Gワイヤレスサービスを実現することを目指しており、BaiduのQi Lu氏は中国政府と協力し5Gを実現するためのインフラとポリシーの構築に取り組んでいるとのこと。クアルコムのAmon氏も言うように、進化スピードが早いアメリカと中国が5Gによる産業変革を牽引するのかもしれません。

 

非常に賑わっていたドローンエリアには、NASAのドローンや水中ドローンも。
ドローンを産業化する際に求められる精緻な制御にも5Gが不可欠となる。

 

 

5Gが描く世界はどこへ向かうのか

三氏とも5Gによる産業構造の革新を明言しているとおり、2020年代の産業がいかに5Gの上に成り立つかということを改めて認識させられた『CES 2018』。
一方で、現実に即して見ると、5Gは未だ実証実験の段階であり、5Gが描く世界はどんなものなのか、まだまだ未知数と言えます。
しかし、2007年のiPhone発売からわずか10年でスマートフォンが世界中の人々のコミュニケーションを変えたように、次の10年もまた、私たちの生活はダイナミックに変化し続けるのでしょう。

 

2020年の商用化に向けて国際規格化も進んでいる5G。2020年まで残すところ2年に迫った2018年は、先行しているアメリカ・中国に追随するべく、各国・各企業ともに開発スピードが加速する一年となるのではないでしょうか。

 

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