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2017/12/12
2017/12/12

最新のアドフラウド対策『ads.txt』とは?

 

D2Cの上野淳次です。主にドコモポータルサイトdmenuのプログラマティック活用
による在庫展開の戦略担当をしております。

 

さて、プログラマティック取引界隈では「枠から人へ」のシフトが進んできていますが、そのため「どんな媒体へ出ているのか」という観点が薄くなり、不透明化が進んでいるといった事態が起きています。それを利用して偽装広告枠やボットによる閲覧、クリックをすることで広告費用を盗んでいくアドフラウド(広告詐欺)が、深刻な問題となっています。今回はそんな「アドフラウド」と対抗策「ads.txt」についてお伝え致します!

 

 

世界中の広告業界で深刻化しているアドフラウド(不正広告)問題

『ads.txt』とは
IABの研究・開発組織IAB Tech Labは2017年5月、プログラマティック広告取引市場で
深刻な問題となっているアドフラウド対策のための有効な一手として、「偽造広告枠や不正インプレッション販売を防止するためのツール」を発表しました。それがads.txt(アズテキスト)です。

 

枠ではなく人をターゲティングして、タイミングや表示回数までもコントロールできたりとアドテクノロジーの進化が目覚ましいインターネット広告業界ですが、実は現在、日本語で「不正広告」「広告詐欺」と直訳される、アドフラウドと呼ばれる深刻な問題が発生しています。

 

様々なケースがありますが、主にボットによるクリックといった広告成果の水増しや、ディスプレイ広告でインプレッションを不正に発生させ広告費をだまし取る行為を指します。

 

アドフラウドの一例
・なりすまし媒体
・ボットによる不正クリック、不正インプレッション

 

 

プログラマティック広告分野において、アドフラウドという言葉に大きな注目が集まり始めたのは2014年のことでした。
Mercedes-Benz社がDSPキャンペーンでのトラフィックをUK発のアドフラウド調査会社Telemetryを通して計測したところ、なんと57%が人間とは疑わしいトラフィックだったということです。

 

グローバルでの問題と言われておりますが、直近2017年5月、詐欺防止会社アドテク企業のピクサレート(Pixalate)社が発表したレポートによると、日本で取引されたプログラマティック広告のデスクトップインプレッションのうち、なんと81%もがアドフラウドという発表がされ、真偽はともかく日本でも大きく注目を集めることとなりました。
これにより発生している損害は日本だけでも年間数百億円にもなるとも言われています。

 

アドフラウド規模 国別グラフ 左:PC/右:SP

 

 

ads.txtの仕組み

先に「ads.txt」は偽造広告枠や不正インプレッション販売を防止するためのツールとお伝えしましたが、厳密には「ads.txt」自体はテキストファイルです。

 

「ads」とはAutorized Digital Sellers(公認されたデジタル販売者)の略で、このテキストファイルを通じてパブリッシャーは公式に販売を許可している広告システムを宣言することができます。DSPはその宣言を読み取ることで、なりすましではないサイトであることを確認し、間違いなく存在するメディアの広告枠を安心して入札をすることができるようになる、という仕組みです。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
プログラマティック広告取引の発展に伴い、大きな問題となっているアドフラウド。
「ads.txt」はGoogleの後押しもあり導入するパブリッシャーが増えてきているものの、まだまだ市場の10%未満だそうです。また自社のWebサーバーに設置する必要があることから、複数の部署をまたいで構築されているような大規模なサイト程導入が難しいという現状もあり、導入推進が課題となっている側面も。

 

ともあれようやく打たれたアドフラウドへの有効な一手。
長い闘いに終止符が打たれるよう、パブリッシャーは積極的に導入していきたいですね!

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