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2015/09/01
2015/09/01

O2O & オムニチャネル時代のクリエイティビティの重要性

 

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今回は、私が先日、MMA上海(Mobile Marketing Association In Shanghai)で講演させて頂いた「オムニチャネル時代におけるクリエイティビティの重要性」について、お話しした内容の抜粋を掲載させて頂ければと思います。

 
 

活性化するO2O、その先のリアル店舗で何をするのか

“O2O2O(Online to Offline to Online)”、“オムニチャンネル”は日本だけでなく、中国含む世界のマーケティングのホットワードになっています。
小売店舗や流通は、このオムニチャネル時代において、ここに表示されているような様々なO2Oのメソッドを検討、トライしていますし、代理店もこの領域から無責任ではいられません。
ただ、一方で、O2Oはクーポンの活用や、iBeaconといった技術の活用に特にフォーカスが当たり、消費者を動かすためのクリエイティブの手法やアイデアに関しては十分に吟味されていないのではないでしょうか?
 

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重要なのは、店舗と消費者のエンゲージメントを如何に強化し、またその中で、店舗に足を運んだ消費者の購買単価を如何に上げ、またショッピング体験を店舗に居ながらにして、SNSを通じて、店舗に来ていない友達や同僚・家族に、如何に情報拡散させるか、だと思います。
O2O2Oのうち、“Online to Offline”に関しては、いろいろな手法が開発され、トライがされていますが、“Offline to Online”に関しては、もう少し議論を深める必要があるかと思います。
これを実現するためには、店舗のデジタル化が今後望まれるわけで、弊社はこれを「ストア・エンゲージメント・ソリューション」という形でサービス化しています。

 
中国でもタオバオが隆盛を極めています。
リアル店舗に訪れる消費者が徐々に限られる中において、店舗に足を運ぶ消費者はより貴重となり、その貴重な消費者に如何に自然な形でレコメンドをし、ついで買いを促し、最終的な客単価を向上させる、ということが店舗に課せられた至上命題になります。

 
そこで弊社では、商品購入に最も近く、新たな商品のご提案も可能な試着室に着目し、試着室のデジタル化に特化した商品を開発しました。
 
 

リアル店舗×デジタルで売上を最大化!SMART FITTING ROOM

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「SMART FITTING ROOM」は、タッチパネル化された試着室のミラーに、自分が選んだ服を含むお勧めのコーディネートが表示され、アイテムを選択するとお店の人が服を持ってきてくれる、というものです。
 

お客様は、試着室に何度も出入りするのは面倒なので、できれば一度で済ませようと考えます。
そのため、試着室には数多くの商品の中から厳選したものを持込み、さらに試着して気に入った商品を絞り込んで、購入する商品を決めます。
 

店舗にとっては、試着室に入るという一回きりの商戦のタイミングで、より多くの服をレコメンドし、より多くの服を試着してもらい、客単価向上につなげることが重要です。
試着室での接客は、非常に重要なコミュニケーション機会となるのですが、限られたリソースの中できめ細かくアプローチをするのには限界があります。
また、店員さんから必要以上の視線や、プレッシャーを受け、お店を飛び出した(逃げ出した)ご経験は誰しもあるかと思いますが、試着室にデジタルを導入することで、接客オペレーションを効率化するだけでなく、消費者側もより買い物をしやすい環境を整えることが可能となります。

 
試着室をデジタル化する中で、如何に技術を利用者に意識させず、自然な形で購買意欲を掻き立てるかがポイントになりますが、カギとなるのは、消費者を動かすアイデアの創出、クリエイティビティです。

 
 

+クリエイティビティで可能にする、店舗と消費者の「程よい」関係値

現代のように、情報や技術が氾濫する時代において、消費者の心を動かし、購買へとつなげるのは容易いことではありません。消費者のハートをどう掴み、どうアクションにつなげていくか、これはiBeaconのような技術やクーポンのみでは実現できないというのが、私の考えです。

 
アマゾンの協調フィルタリングのようなものは、ネットショッピングでは当たり前の技術ですが、自動的にレコメンドされた商品が、どれほど消費者に受け入れられ、意欲的に購入へと心が動いているでしょうか?一定の効果が数字に表れているのは事実ですが、技術的なアプローチでは動かない消費者に対して、さらなる技術でアプローチすることよりも、革新的なアイデアや、「人」というものの本質を見据えたクリエイティビティを、技術にプラスすることによって、より心を動かすアプローチが可能になると考えます。

 
「SMART FITTING ROOM」に採用したレコメンデーション機能も、それだけではごくありふれた技術です。
しかし、リアル店舗の接客に置き換えることによって、店舗としては、より自然に商品紹介をすることができ、消費者にとっても、より気軽に商品を試着できるようになります。
手に持てるだけに厳選した商品から、さらに絞り込むための試着室が、技術と、それを最大限に活かすためのアイデアと、人の心に向き合い続けるクリエイティビティにより、「もっと試着をしてみたい」という心へと動かし、店舗と消費者のエンゲージメントを最大化する場所となるのです。
このような「ストア・エンゲージメント・ソリューション」によって、店舗と消費者の程よい関係値が構築でき、そのことによって売上の向上も図れるのではないか、と期待しております。

 
オンラインからリアルへ、リアルでのデジタルエクスペリエンスへ―
弊社は今後も、リアル店舗でのデジタルエクスペリエンス“Offline to Online”の領域に特に力を入れながら、小売店舗のマーケティング活動を支援していきたいと思っています。

 
 

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